私は親友の
高杉舞花と峰夏奈子と
弁当を食べていた。
美歩はずっと
安斉先生のことを考えていた。
舞花が
「美歩はどう思う?」
と聞いてきた。
美歩は何にも
聞いていなかった。
「えっ。何が?」
と聞き直した。
夏奈子が
「なにとぼけてんの?安斉和馬のことだよー♪」
と言ってきた。
「和馬ってさぁー
なんで女たらしって
言われてんのに、
あんなに全学年の
一部の女子から人気なんだろう?」
続けて舞花が
「なんでだろねー?美歩はどう思う?」
美歩は
「私は和馬くんみたいな人タイプじゃないっ!!
」
舞花は
「バッサリいくねー!」
と笑いながらちゃかした。
そうやって
三人の昼休みは
ゆるーく終わっていった…。
