「っるせえな…」

「しっ、失礼しましたっ!!!」






急いでドアを閉める。
なななな、なんであの人がここにいるの!?



去り際に拓さんが右耳を抑えてるのが見えた。厄介そうな顔であたしを睨みながら。


やってしまった恥ずかしさで顔が熱い……。
あーもー調子狂うな~…。



あたしの悲鳴を聞き付けて雷ちゃん達が地下に降りてきた。
んまあ、そうなるよね(汗)
出来れば来てほしくなかったんだけど。←



「結衣~大丈夫??」

「うん!全然平気だよ~!」

「でもお顔が真っ赤ですわ?
熱でもおありになって?」

「え、嘘!?まだ赤いの!?」


あたしは頬っぺたを両手で挟んだ。確かにまだ熱い!!



「ごめんね~使える時間決まってるの言うの忘れてた~!
うちらは今日は屋上の露天風呂だよぉ~!!」


水南ちゃんがてへへと付け加える。
てか、ここ露天風呂もあるのね…。
スケールの大きさにまたもや驚かされた。