もちろん、それを言ったのは拓さんです……。
ちょっとショック。



「ちょっと~拓!
いつも聞きたがるくせに何照れちゃってんの~?」


雷ちゃんがニヤニヤしながら肘で拓さんをつつく。
それを払うようにして、拓さんは私にピシャリと言った。




「お前みたいな超平凡なやつのスリーサイズ聞いて誰が得すんだよ!!」


カッチーーーーーーーン!
なんですって!?



「超平凡で悪うござんした!!!」

「ああ、そうだな。」

「認めるなーーーーっ!!!」




拓さんとあたしの目線はバチバチ火花をあげた。
両者とも引かないいい戦い。←



「ま、まあまあ、今日は歓迎パーティーなのですし、楽しみましょう?
結衣さん、フォンダショコラはいかが?」


美華ちゃんがあたしにフォンダショコラを渡しながら、なだめる。



拓さんは大きな大きな舌打ちをして、部屋に戻っていった。



もう、なんなの!?
仕方なくあたしは美華ちゃんがくれたフォンダショコラを食べた。