外には朝出会った、不良くん(拓さん)や大和撫子ちゃん、それに二つ結びの女の子、その他にも何人かいた。
あの人達、手から炎や水や雷を出しててマジックショーみたい。
あれが、さくらの言ってた能力だとわたしはすぐにわかることができた。
確かに、びっくりするよ。
並大抵の人ができる技じゃないもの。
あれって全員、特別科なのかな…?
あたしもいつか、能力を出さなくちゃいけないのかな?
でも少しだけ興味はあるんだよね…。
ちょっとだけ、覗いてみようかな~?
ちょうど木の茂みがあったので、あたしはそこに隠れることにした。
バレなきゃいいけど。
「はっ!」
「ちょっあぶないじゃない拓っ!!」
拓さんは次々に技を出していく。
それに負けじと他の子も攻撃をする。
な、なんかすごい。
いつの間にか前にのりだしてた。
そして…………
「やばっ!!」

