(鈴音) 放課後、笹原くんに呼ばれて廊下に出てきた。そしたら… 「鈴音ちゃん、俺の事覚えてる?」 「え…ごめん、わからない…」 「そっか…」 そう言うと、一瞬悲しい顔をしたと思ったら、笹原くんは私にその整った顔を近付けて… 「ゆきにぃって言ってくれてたのにね」