「あたし凄く幸せだよ。隼人君と出会ってよかったよ…」




「…今までごめん冷たくして。俺結衣を始めて見た時、何かいつもより違う感じがしたんだ。




俺にはお前しかしないんだ。もう偽りの自分は卒業するよ。」




あたしと隼人君は時々キスをしながら、しばらく抱き合っていたのだった。




しばらくして廊下から声が聞こえてきた。




————……コンコンッ




ノックがしたかとおもうと、ドアが開いた。




あたしはあわてて離れた。




「隼人ー何してんだ。だれそいつ」




隼人君のお兄さんだった。




「あ、隼人君とお付き合いしてます。赤崎結衣です」




あたしは慌てて挨拶をした。




「ああやめとけ結衣。こんなやつに挨拶なんかしなくていいぞ」