「あ、雅ちゃんだ!雅ちゃん♪」




すると男の声がしたのであたしはてっきり優君かと思い、笑顔で振り向いた。




するとそこには隼人のお兄さんが立っていた。




なんでお兄さんがここに…




どうしよう…また襲われるかな…




怖い…怖いよ…




あたしはとっさに葵君の服をつかんだ。




葵君はあたしの手を掴んだ。




「誰お前。雅に馴れ馴れしく触らないでくれる」




葵君は隼人のお兄さんを睨んだ。




そういえば葵君隼人のお兄さんのこと知らないんだ…




隼人のお兄さんだってこと言うべきかな…