「嘘だと思ったろ?俺ヤンキー友達いっぱいいるんだよね。




それで葵に喧嘩させて退学にすることなんて出来るんだけどね。




まあ雅が俺とヨリ戻すって言うなら見逃してやってもいいけど。」




きっと隼人は本気なんだ。




ここであたしが嫌だって言ったらまた葵君を退学させるに違いない。




でも隼人の彼女なんて嫌だしなぁ…




「あと10秒で決めないと今すぐ葵を退学させる。」




隼人はカウントを始めた。




どうしよう…どうしよう…




葵君を守るためにはもう隼人とヨリを戻すしかない…!




「分かった!そのかわり葵君には手出さないで!!」




隼人はカウントをやめ、笑顔になった。