こうなったら結衣の親を説得して婚約破棄してもらうしかないな。




これは俺一人でやらないといけないんだ。




さっそく放課後説得しよう。




これも自分の幸せの為。




「雅、俺放課後に婚約破棄してもらうように説得しに




行ってくるわ。雅の為でもあるんだ。」




「…そっか。良かったら一緒に行こうか?」




「いやこれは俺一人で行く。けじめがつくまで待っててくれるか」




雅はしばらく黙りこんで口を開いた。




「そっか。あたし待つよ葵君が戻ってきてくれるまで」




「悪いな雅。」




待ってろ雅。必ずけじめつけるからな。




俺はそう決意したのだった。