俺は教室に着き雅を探した。 あれ…雅いねぇし… どこ行ったんだよ… 「おい葵-」 俺は後ろを振り向くと、優がいた。 「雅ちゃんなら図書室はいってくの見たけど。 ああでももうすぐ戻ってくるんじゃないのか?」 「ああそう。や、昨日電話しても出なくて、 朝聞いたら携帯の調子が悪いって何か俺を避けてるみてぇだった」 優はしばらく考え込んで口を開いた。 「もしかして昨日の事で何か悩んでんじゃねぇか? 嫌がらせの事でショックうけてたからな」