not ANGEL but BENUS

「守るんだろ、オレを?じゃあ守ってみせろよ。ここで引き金をひけばオレは完全お前側だ。武器を置くまで煩い降伏勧告を聞かされるか、一撃必殺、警官隊が突撃して捕まるか…………銃殺されるか」


銃殺で流流流がびくりと震えた。カタカタと身体が小刻みに震え、またぼろぼろ涙を溢した。

「……嫌だよ。日陰が死ぬのは嫌。でも私が死ぬのも…嫌!」

「じゃあもう一つ選択肢を増やそうか」



僕は構えながら、ナイフを拾い、言葉と切っ先を、流流流に突き付けた。













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「ここを抜け出して、生き残る・
か」