やばい、ほんと遅刻だよっ… 私、屋久泉 帆色(ヤクシミズ ホイロ)は今 絶対的な危機にいます! 家から少し行ったところの曲がり角を曲がった瞬間… ドンっ 「いったぁ…」 「いってぇ…」 何が起こったかも判らないまま ずり落ちた眼鏡をかけ直した。 ん? んんんん? ゆっくりと頭上を恐る恐る見上げると 「いつまでいんだよ。はよ、どけ」 眉間に皺を寄せた男の子 いや、制服的にもこやつは おそらく北王寺第二高等学校に通うお坊ちゃま!?