真:『優ってさ...可愛いね』

は?可愛いのはお前だよ
何をいいだすこいつは

優:『意味わかんね』

真:『手はあったかいのに 言葉は冷たいねー』

そうだ俺はいつも
真理に冷たくする
気をひきたくて
相手にしてほしくて
嫉妬して


真:『優あたしと帰るのほんとは嫌だった?』

優:『よくわかったな』

また余計なことを

真:『ぢゃあ無理しなくていい』

怒らせたかもしれない

優:『いや冗談だって』

真:『いーよ』

優:『まぢで冗談!』

真:『………。』

優:『…ぢゃこうする』

真:『えっ』


俺は真理を抱きしめた


我慢できなくて


真理の近くにいると
落ち着く


ずっとこのままで
いたかった