star light.



救急車で運ばれているあいだ、意識はあった。



でも美緒が言った言葉はこうだった。




「もう治療はやめてほしい、幸せだった。」





俺は何も言い返せなくて、酸素マスクをして眠る美緒の手を握ってた。