「典の髪の毛、好き
 さらさらしててふわふわしてる」


「いきなりなんだよ、日誌書けないだろ」


「ははっ、典ってほんとおもしろーい。」


「いみわかんねぇ…」


「だって、凄い顔赤いんだもん」


「気のせいだ」


「もしかして、私のせい?」


「…………。」


「図星なの?
なら嬉しいんだけどなぁ
だって私も典のこと好きだし」


「……………。」


「告白成功。」





照れたような小さい声で、
彼女は教室から出た。