「・・・な、何か言ってよっ。」


その沈黙に耐えられず、助けを求めてしまう。


「・・・だってお前がそんなこと言うなんて珍しいと思って・・・。」


「しゅ、俊哉はいつも言ってますもんねー。」


「あ、てめぇっ!!今、バカにしただろ。ふざけんな、勘違いむっつりスケベ!!」


「ちょっと、朝の話蒸し返さないでよ!!第一、むっつりスケベはあんたでしょ!!」


「っ、うるせぇバカ!!」


俊哉がソファを立って、あたしの手首を掴んで襲いかかってきた。


「やめっ・・・あっ!!」


バランスを崩して、ソファに二人一緒に倒れこむ。


状態は俗に言う、馬乗り状態・・・。


「「・・・。」」


束の間の沈黙の後、俊哉が口を開いた。


「・・・カズ。」


「ん?」