隣のぼーいふれんどサマ。




「お前は何があっても、誰が何と言おうと、俺の彼女だ。」


「どうしてそこまで断言できるの?」


「誓っただろ。だからカズは俺の彼女だ。」


誓ったのは俊哉だけだけどね・・・。


あたしの意見を聞く間もなく、いきなりキスしたくせに!!


でも俊哉の言葉は不思議と心に染み渡っていく、魔法の言葉。


言ってることは滅茶苦茶なのに、あたしを安心させる。


それが俊哉なんだ、ってあたしに思わせた俊哉の勝ち。


その時点で俊哉には勝ち目無いなって思っちゃったもん。


それでも抱きしめたあとに「お前胸ねぇな。」って言うセクハラ発言だけは許せないけれど。


でも訳わかんないこと言ってても、俺様でも、変態でも、俊哉は俊哉なんだって思えた。


それだけでよかったのかもしれない。