「もういい加減にしてよ!あたし、俊哉のおもちゃじゃないんだけど!」


あたしはついに反抗する。


「じゃあもう遊んであげない。」


え。随分とあっさり捨てるんですね・・・。


それなら、もう少し遊んでもらっても構わないんだけど・・・


って、何?!あたし今さらっと、M発言した?!いや、MっていうよりドM?!


「カズ。もっとかまってって言えよ。それか、俊哉サマ愛してる。どっちか必ず言え。」


ん?今のは聞き間違いか何かですか?


「何で!」


「いいから。はい、5秒前。4、3、2、」


「あーもうわかったから、カウントダウンしないで!!」


あ!!しまった!!


「・・・じゃあ、言って?」


~っ///


何これ、なんかの罰ゲーム?!っていうかいじめ?!


でもあたしはどれだけ反抗しても、この人には勝てないことを分かっている。


散々迷って、散々照れて、結局言った。


「・・・俊哉サマ・・・愛してる。」


そのご褒美にキスをくれた俊哉を、愛してしまっている自分がそこにいた。


初めて、生まれてきてよかったと思えた。


俊哉といれるこの時間を大切にしたい。


あたしは生きる資格と責任があるから。


だから、これからも俊哉と一緒に生きていく。


そう決心した18歳の誕生日。