白い部屋。
すべてが白に囲まれた部屋のベッドで、少女が座っている。
その少女の顔色は悪く、生気が感じられない。
少女は涙を流す。
ただただ、涙を流している。
そこに一人の女が入ってくる。
同時に、少女と同じくらいの少年も入ってくる。
女は少女よりも10歳ほど年上なのだろうか?
女は白い部屋に入ってくるなり、少女の頬をビンタした。
少年が止める暇もなく。
女が少女を叩く。女が少女に怒鳴る。
女が物にあたる。女が泣き叫ぶ。
必死にその女を止めようとする、少女を守ろうとする少年。
そのうちに大人が男女1人ずつ入ってきて、女と少年を連れて行く。
静まり返った白い部屋でひとり、少女が泣くのだ。
頬を一筋の涙が伝うのだ。
そこまでしか知ることが出来なくて、あたしは目を開ける。
・・・ううん。
そこまでしか知れなくていいの。

