ごめんねセンセ






桜が舞うこの坂道を、バスから眺める。

「あれ…あの人いないや。」

小さく呟いた言葉に反応したのは、小学校の頃から腐れ縁の総司。

「え?あの人ってあの茶髪の人?」

そう、茶髪なのに全然ちゃらくなかった人。