いつの間にか、俺はウミちゃんを探しに走りだしていた。
何か、、、体が勝手に動いてたんや。
それは多分、、、ユキちゃんの冬を連想させるイメージと同じでウミちゃんも夏を連想させるような冬にも関わらずこんがり焼けた肌に水色のショートの髪。
多分、ユキちゃんとウミちゃんを勝手に重ね合わせてたんやと思う。
「どこやっ!ウミちゃんっ!」
必死に探し回っていると、少し遠くで人だかりが出来ていた。
急いでそこに向かうと、ウミちゃんが倒れていた。
みんな、ウミちゃんの周りで騒いでるだけで誰も救急車を呼んでいなかった。
「ウミちゃん、ウミちゃんっ!」
そばに駆け寄って声をかけても返事が返ってこない。
心配してるようで、全然していない周りの人にイライラが募っていった。
「誰かはよ救急車呼べやっ!」
俺が怒鳴って、やっと1人の女の人が救急車を呼んでくれた。
それから10分くらいで救急車が来たけれど、俺にはその時間がえらい長く感じられた。
その間もずっとイライラしていた。
ウミちゃんが病院に運ばれるまでずっと気が気じゃなかった。
「ウミちゃんっ!ウミちゃんっ!」
俺は、必死にウミちゃんの名前を叫んでいた。
こんな思いしたくないねん、、、。
ウミちゃん、自分の事ストーカーやって言ってたけど今気付いた。
この子、ホンマに俺の事想ってくれてんねん、、、。
やから、倒れてでも来てくれたんやろ?
そう思うと、無理矢理部屋に入れれば良かったと少し後悔した。

