「はい。あげる。」 「はっ!?」 病室に入ると麻由が綺麗にラッピングされている淡い青色の袋を差し出してきた。 予想していなかった事が起きて、驚いてる俺は聴診器を片手に突っ立てる。 こんな時どうすればいいんだ? そんな事を考えてると、麻由が泣きそうな声で聞いてきた。