「香ー!」 「梨沙…」 梨沙は、私の親友。 私とは違って美人でスタイル良くて、運動もできる。 「あ、梨沙にあげる、チョコ」 「あたしも、はい!」 「ありがとう」 「優にもあげるよ」 「わーい」 そういうと、梨沙はせかせかと去っていった。 家に帰り、中身を開けた。 …すると 「これ、優宛じゃん…」 手紙が『優へ』と書いてあった。 「えー…渡さないとじゃん…」 ………………。 「手紙、見てもいいよね…」 好奇心やまやまで押さえきれず、手紙をみる。 「……え」