「春花っ!」 呼んで欲しかった、その声の持ち主がすぐ目の前にいる。 たっちゃん。 「たっちゃんっ!」 たっちゃんは、クスって笑った。 「未だに、春花だけだぞ!たっちゃんって呼ぶの!」 「いーじゃん!たっちゃんっ!」 私は、あまりの嬉しさで。 たっちゃんに抱きついてた。 その間に、バスが行っちゃって。