午前0時に口づけを



たくさんいるよ・・・。

でも、前に襲ってきたやつは、
あの屋敷で家事の中、死んでるはずだから、


「あんたたちは誰なのっ!!」

大声で叫ぶ。

誰か来てくれることを祈る。

「名乗るほどのもんじゃねーよ。貴族のお嬢ちゃんには、言ったってわからないだろう?」

「私には知る権利があるはずよ!!」

「そう来たか。そうだな、スエだ。」

スエ・・・

お父様が昔、失脚させた貴族。

確か、反国王派の筆頭だったのよね?

「お父様がいないから、私で仇を取るつもりなのかしら?」

私は強気でいく。

これで、時間を稼ぐしかない。

「そうだと言ったらどうする。」

「軽蔑するわ。」

スエと名乗った男の眉が動く。

「私で仇を取ろうなんて、意味が解らないわ。だって、私は、お父様の娘ってだけよ?私自身は何もしてないもの。」

わざと厭味ったらしくニコリと笑いかける。

「相手が私じゃないと仇を取れないのでしょう?聞いてて男がすたるわね。」


「んだとこの、餓「はい、ストップ。」

やられると思った瞬間、突如私と、スエの中に割り込んできたのは一人の軍服を着た男だった。

「ココから先は、俺が、相手してあげるよ。」

「なんだテメェッ!!」

私のせいで巻き込まれてる・・・?