ハッピーバレンタイン!!

「メディアにそう言ったところで、証拠となる写真や音声がない限りメディアは信じてくれないと思うよ。」

私はポケットの中からボイスレコーダーを取り出した。

私は明日の歓迎会の練習で使おうとしていたボイスレコーダーの録音ボタンを、彼が近づいてくるとき、身の危険を感じて片手で押したのだった。

「なんでそんなものを・・・」

私は、彼がそう驚いているときにボイスレコーダーの録音停止ボタンを押した。

「これで証拠になるでしょう?」

私は自慢げに言ってやった。