「…で、お話と言うのは…?」 終業後、私は企画課の係長・穂浪«ホナミ»さんに呼び止められて駅近くの小さなカフェにいた。 「あんま、大きな声じゃ言えねぇんだけど…。」 そう言って穂浪さんはニッと笑った。 …なんだかイヤな予感がした。