「ゴメン、ゴメン。…で、アニキ電話した通り…。」 急に真剣な顔をする明歩ちゃんのお兄さん。 「猫ぺちゃかぁ…。じゃ、小河«コガワ»かな。」 ブツブツ喋ってる。 「小河、今日午前は予約なかったよな。」 すると背の高い細身で茶髪のロングヘアーの人が出てきた。 「ないですよ~、店長。」 「猫っ毛のお客様。レトロ風ボブのミルクティーってよくね?」