意地悪上司は仔猫好き

すると櫂理さんがまた耳元でクスリと笑い、




「…いい声で泣くじゃねぇか。」




そう言ってまた耳たぶを甘噛みする。




「…ひゃんｯ。…ｯダメ…で…す…///。」




私は涙目で必死に首を振る。





しかし、それが悪かったらしい。




気がつけば私は櫂理さんに抱き上げられていた。