俺は思わず彩羽が寝ているベッドの上に居た。


彩羽は飛び起き、大きな瞳で俺を一瞬見据えた瞬間に



塞がる俺達の唇。



俺は目を閉じ、そっと空気を含ませながら行うキス。


彩羽の乾いた唇が徐々に熱を帯びてくる。


俺の胸がざわつく。


彩羽の身体は硬直。


「ちょっと…ん…やめ…。」


やっと口を開いた。


出てきた言葉がやらしく部屋に響く。