勇気を振り絞るように、私は小さく声を出した。 「私達は兄妹です…。こんなこと止めてください。」 私はそう言い、うつむいた。 今の私には勇気を振り絞ったという言葉が似合うだろう。 心は冷静でも、頭は今にでもパンクしそうなくらいだ。 すると私の腰を支えていた響也さんの左手が私の右手首を掴んだ。