「ん~ん~」 女の声がした。 俺は驚いて思わず起き上がった。 数十メートル先には、見知らぬ女……いや、彩羽だったけ、俺の義理の妹が居た。 母さんから彩羽が中学に入る時の写真を見せてもらった時は美人過ぎて言葉が出なかった。 響也は彩羽の写真を見なかったらしい。 中1とは思えないほどの美人だった。 無駄に大人びている姿が、頭から離れなかった。 生の方が美人だな。