「蓮……モデルやってたんだ……」 香穂はそう小さく呟いた。 私には小さくてもハッキリ聞こえた。 さっきは立場が逆だったんだな。 「香穂?」 私は雑誌に釘付けになっている香穂に話かけた。 香穂は私が呼んでも全く気が付かない様子。 私は身を乗り出して香穂の肩に片手を置いた。 「香穂?」 「わ!」 香穂は驚いて顔を勢いよく上げた。 私はその瞬間に香穂の頭が顎に激突した。 「「いったー!」」 ハモる二人の声。