「ん?どうしたの?」 と言って、私が閉じてしまった雑誌を香穂は手に取る。 暫くページをめくっている香穂をただ見つめる。 そして、あるページでピタリと止まる。 そこに写っていたのは響也さんではなく、 『夏目 蓮(なつめ れん)』 と書いてある男の人だった。 男性物の着物を少し着崩している服を纏っている格好だ。 何とも言えない艶美な雰囲気を漂わせながら壁にもたれかかっている。 胸元がはだけているかと思うくらいに崩れている。 大人な色気がダダ漏れだ。