茶色かかった長い髪をふわふわと揺らしながら私の方を間抜けな顔で見る。 私はこの恣意的な行動を全力で行う香穂の姿は、普通の高校生だった。 無邪気に笑って、無邪気に語り合う。 私の目の前には、肩に重荷を乗っけて私が感じる香穂の陰気臭い雰囲気は一切無かった。 モデルという、世に出る仕事をしている香穂。 読者モデルとはレベルが違うのは、誰もが香穂を一目見て思うであろう。