二人の兄に激甘警報発令中!


笑いながら私と香穂はまた、机の前に座り直した。

「彩羽、彩羽のそのキスマークの意味、教えてくれる?」

香穂は真剣な面持ちで私に問う。

私は香穂のキスマークが気になるが、まずは私からと思い、響也さんと稜也さんの事を話すことにした。

私は足を組み直し、香穂に少し近付いてから空のコップを見つめた。

香穂は私の視線の先に気付き

「あ、ごめんね!今お茶持ってくる!」


香穂は勢いよく立ってから可愛らしい小走りでキッチンの方へ向かった。

私、少し困った時とかは目の前の物を見つめる癖がある。

だから今回もお水入れてと言う意味で見ていた訳ではない。

これ相手を勘違いさせちゃうなと思い、初めて治そうと思った。


「ごめんね、つい癖で見ちゃって…。」


香穂は片手に2リットルのペットボトルを持ちながら

「いいのいいの~!途中で喉乾いちゃったら言いたく無くなっちゃうしね!落ち着いてお喋りしたいから」

そう言って私のコップに麦茶を注いでくれた。

突然、香穂はハッとした表情に変わった。

私は何かあったのかなと思い、そのまま香穂を見つめる。


「彩羽おっちょこちょいだから麦茶こぼすかも!麦茶は色がついているから洋服が汚れちゃう!」

そう言って半分くらいまで入れていた麦茶を注ぐのをやめた。

香穂の顔は笑ってはいなくて、私は香穂の表情で笑った。