ガラスのテーブルにさっきとは真逆に、そっとコップを置く香穂。 私は「ありがと。」と言ってから少しだけ水を口に含んだ。 外は暑かったのに、汗をかかなかったのは何故だろう。 そんな事気にしている暇がなかったから? ふつふつと湧いてくる疑問。 それに自問自答出来ない気持ちがもどかしい。 香穂は私に「さてと。」と言い、 私の両手を掴んだ。 「正直に。お互い何でもさらけ出そう!ここには私と香穂しかいないんだから!」 そう私に笑顔で言った香穂に、とても勇気づけられた気がした。