俺は腕の中の彩羽がこっちを向いた瞬間に顔が熱くなってしまった。 もう無理だ。 少しだけ、この温もりに頼らせて。 俺は彩羽の制止の声も聞かないで彩羽をさらに引き寄せた。 彩羽の声もあまり耳に入らず、温かい温度に酔っていた。 「離さない。しばらくこうしていよう。」 このまま寝たい。 眠い。 時差ボケがまだ治っていない俺にはもう夜中だ。 でもいけない。 また彩羽が気を失ったら…。