それからしばらくして、私は自室に戻った。 親友の香穂に連絡するために。 使い慣れてないスマホと言う携帯電話を片手に部屋の中心にあるソファーの上で悪戦苦闘。 三日前に変えたばかりで、電話の掛け方さえあやふやだ。 メディアプレイヤーばかり使っていて、メールを打つのも大変だ。 説明書を見ながらの作業。 「ふう…。」 机の上の小さい置き時計を見た。 私が携帯をいじりだしてから早くも20分が経っていた。