「正直、まだ気持ちがあやふやです。昨日出会ったばかりの響也さんと稜也さんの事。でも、居るかもしれない婚約者よりかは、響也さんか稜也さんがいいです。」
私はそう、力強く言った。
琴音さんは私の事を見て、思いっきり笑った。
琴音さんは私をいきなり抱きしめた。
「そうよ!その言葉が聞きたかったの!」
と大きな声で言っている。
私は放心状態で琴音さんの言葉を聞いていた。
私の肩をグラグラ揺らしながら私を抱きしめ続ける。
「でもね、本当の気持ちは三人だけじゃ分からないものよ。揺さぶる人が居なくちゃダメなの。」
そう声のトーンを落として琴音さんは言った。

