誰だよって思いつつも ドアスコープを覗こうとして 部屋を出たら お父さんの妙に高い 『ちょっと待ってねー!』 っと言う声が聞こえた 緊張で声が震えて裏返っている 直感で感じたんだ "ヤバイって" 私は部屋に潜って寝たふりをした そしたら大きなボストンバッグを持った お父さんが起こしに来て 私にこう言ったんだ "行ってくるね"って その顔がね瞼の裏に 焼き付いてはなれないの