携帯から視線をはずし


お婆ちゃんの写真を見つめる


結局私は、周りに支えられて


甘えてふらふら生きている


あのときの覚悟が脳裏によぎる



このままじゃ、ダメだな


無意識に手がお腹に延びる



どうしたらこの子が幸せになれるだろうか


やっぱり拓斗と話し合わなきゃ


けじめをつけなきゃね




この時私は、15才で


大人になりきれない子供だった


世界を分かってるようで


何一つ分かっていなかった



未熟すぎて、結局は自分の事しか考えれずに


絶望という名の後悔を知る



運命の歯車は嫌な音をたてて回り続ける