どんどん変わっていく私を 想司は複雑そうな笑顔で "元気ならそれでイイよ"っと 言ってくれている それでも、時がたち慣れてしまえば 変な距離感もなくなり 今思えば、想司と私は暗く深い 湖の中へと躊躇うことも疑うこともなく ゆっくりと、音をたてずに堕ちていった 想司が私の心の臓であり、息であるように その逆もまたしかり、私は 想司の心の臓となり、息となった