鏡をのぞくといつもとは違う私がいる 凄くにやけそうな顔を必死に取り繕い 拓斗にお礼の代わりの手料理をご馳走した その日をさかえに 拓斗とは頻繁に遊ぶようになり 拓斗の友達を通して顔が広くなっていった どんだけやんちゃしていても 学校にはちゃんと行っていた 想司との約束だから それでも、顔出し程度に給食を 食べにいったり、放送室のジャックをしたり 勉強なんて一切しなくて 先生とはすれ違うだけで説教をされた