家を間違えたかな? でもネームプレートには【竜王】の文字 そんな事を考えていたら 男の人が喋りかけてきた 『まりあちゃん?』 よくこの質問を受けるから 慣れてきてしまっていた 素直に首を縦に動かした 私は、あなた誰ですか? そちらさんは?って顔をしてみる そしたら少し困った顔をして 綺麗な笑顔を私にくれた 『竜王 想司です』 『よろしくね?まりあちゃん』 これが拓斗と想司との出会いだったね ゆっくりと私達の歯車は動き出した