少し驚いた顔をして拓斗が笑いだす 『俺は元気だから大丈夫』 『まりあに元気分けたいくらいね』 そう言って拓斗は家に帰ってった 私は深呼吸をしてから ゆっくり振り向きマンションを見上げる ここに、竜王 幸雄がいる 少し震える足に力を入れて ここまで来たのだからと 自分に言い聞かす 手元にある地図を見る そこには8階の8-k号室 それと4桁の暗証番号 鍵を握りしめホテルみたいに綺麗な エントランスへと足を踏み入れる