ゆっくりと流れていく時間に


気が抜けるような声が響く



『んー… 昼だな』


"腹減ったー"




私はゆっくり目をあけ、腕時計を見る


針は丁度12時を指していた



不思議な人だな



『またね まりあ』



微笑みながら足軽に屋上を去ってった


そんなあいつの背中をボーッと眺める



バタンー…



ドアの閉まる音がやけに大きく


遠くの方で聞こえた



……



何なんだよ