先生とお菓子



「お!さくら、ありがと!
しかも手紙付いてるじゃん!」

そういいながら
あたしの頭をポンポンと撫でた。


これは小野のクセで
あたしも気にしていなかった。


「小野、いーなー。
俺もさくらちゃんから
チョコもらいたい。」

小野の友だちが言った。


「え、昨日言ってくれたら
作ってきたのに。」

「まじかよ。えーーー。
じゃあいつかお願いします。」

「わかった!
ってかさ、小野のほうが
あたしよりチョコ多くない?」

「こいつプレイボーイだから。」

小野は他の男子から
羨ましがられていて
それが羨ましかった(笑)