「なにをですか?」 あたしが聞くと 先生は近づいてきて あたしの頭をポンポンした。 「えっ」 頬が暑くなるのを感じた。 「されてませんでした?」 うん。小野はクセで すぐに頭に手を乗せてくる。 「いつもですよ?」 「いつも?」 「はい。小野のクセです(笑)」 「クセですか。」