先生とお菓子


お決まりの
アールグレイティーが
目の前におかれた。

「先生、こんなにもらって
羨ましいですね。
小野よりも多い。いーな。」

目の前に座った先生の眉毛が
少し動いたけど
気にすることではない気がした。


「小野くん、モテますよね。」


先生はそういいながら
校庭の部活動を見た。
あたしも校庭をみると
ちょうど小野が視界に入ってきた。